5月病の土木技術者に贈る 情熱を取り戻すためのオススメ 土木小説~その1~

親愛なる 同僚の諸君 へ

昨年(2016年)の師走。土木屋さんとして胸を痛めるエントリーを読んだ。

www2.hatenadiary.jp

 

このエントリーを読んで、私はブコメさせていただいた。

この話、すげーわかる。土木とは、Excelファイルをメールに添付して送ると、
計算結果がコクヨ表計算用紙に手書きでビッシリと書き込まれて、
FAXで戻ってくる世界です。恐ろしい。恐ろしい。

そう、建設業で働くということは、世間一般から考えたら「非効率」なことに向き合っていく必要がある。
「なぜ、非効率なことに向き合うわなければならないのか?」という問いは、ひとまず置いておいて、

消えかかった、土木に対する情熱を取り戻すためのオススメ 土木小説を紹介したい。

建設業界に入ってくる新卒が嫌になる原因の一つが「閉塞感」。
生まれた時からインフラが整備された世代にとって、
自分の仕事が人々の生活の力になっているのだという実感は持てないのでないだろうか。

そこで紹介するのは、アーサー C クラークの「楽園の泉」。

天才技術者のモーガン博士が、新しい材料を使って「宇宙エレベーター」の建設に挑戦する話。

「宇宙エレベータ」というととんでもない夢物語に感じるけど、
東海道新幹線名神高速道路・東名高速道路に比べたら、橋のスパンは驚くほど伸びたし、
東京タワーの建設風景を見たら、東京スカイツリーの建設はまさに「21世紀」。
戦前の夢を実現したのが、高度成長期ならば、高度成長期の夢を実現していくのが今ではないか。

建設業は「ムーアの法則」のように一個人が実感できるような技術の進歩がない。
だけど、今の仕事の積み重ねが、大きなうねりになっていくのではないか。

日本には、ビックプロジェクトがなくなってきたので、建設業界にいながら大きな夢を
持つことが難しいかもしれないけど、自分の仕事に希望と情熱をなくさないでほしい。

僕らは、明日を創るために、今日を造っているのだから。

P.S. 元気です、@dokachin